2026.06.30
「書評ワークショップ『甦るヴァニタスーー〈はかなさ〉と向き合う現代美術』(岩波書店、2026年)」(2026年7月12日(日)、表象文化論学会大会(青山学院大学 青山キャンパス))開催のお知らせ
2026年7月12日(日)13時30分より、表象文化論学会大会(青山学院大学 青山キャンパス)にて、「書評ワークショップ『甦るヴァニタスーー〈はかなさ〉と向き合う現代美術』(岩波書店、2026年)」を行います。
詳細はこちら(表象文化論学会大会第20回大会プログラム)
https://www.repre.org/conventions/20
登壇者
岡添瑠子(本研究グループメンバー)
菅亮平(東京藝術大学准教授)
崔敬華(東京都現代美術館学芸員)
鈴木賢子(本研究グループメンバー)
この本では、現代アートにおいて2000年頃より目立つようになった、近世ヴァニタス画を翻案した表象をめぐって、①宗教的意識が薄れた現代において、なぜアートにヴァニタス表象がしばしば現れるのか、②写真、動画といった現代のメディウムに即して、ヴァニタス表象はいかに変容しているのか、という問いに対して、日独の研究者がさまざまな角度から取り組んでいます。
7月12日の書評ワークショップでは、『甦るヴァニタス』のこうした成果を基盤としつつも、それに対する直接的批評や考察に留まらず、その議論を拡張し、ヴァニタス表象導入のアクチュアルな今日性や、元の意味をずらしていく異化の戦略を探ることに力点を置きます。
具体的には、本書所収のミーケ・バルの論考「生死のはざまのヘテロ・クロニカルな実験――時間管理に対するヴァニタスの反乱」を起点として、
I. 日本や非西欧圏出身アーティストの作品における、ヴァニタス表象との近接と差異、ないしハイブリッド性
II. 女性作家の異化の戦略:女が書くとき作るとき、なぜヴァニタス表象が導入されるのか
をめぐり、現代アートの最前線で活躍する作家(菅亮平氏)や学芸員(崔敬華氏)も参加し、制作やキュレーションの側面から新たな議論が展開されます。
みなさまのご来場をお待ちしております!
